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第四十六話 袖を隠す者

last update Veröffentlichungsdatum: 25.10.2025 05:00:01

第四十六話    袖を隠す者

 昼見世の時間、禿たちは采に指示を受けていた。

 「いいかい、妓女として芸のひとつは身につけておかないとダメだ! 舞踏、三味線、琴でもいい…… わかったね!」

「はいっ!」 三人は元気に返事する。 この冬を越えれば梅乃と小夜は十三歳となる。 

菖蒲や勝来は十四歳の終わりに水揚げをし、十五歳になったら客を取る準備をしなければならない。 それまでの準備期間となる。

「まだ早いんじゃないか?」 文衛門が采に言うと

 「あぁ、そうだね……早いかもね」 采は冷静な口調で返す。

 「だったら何故……」

 「今、しなか

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